2017年12月19日 — シンガポールの政府系ファンドであるGICは、大和証券オフィス投資法人(以下、本投資法人)から、グレードAの高層オフィスビル「新宿マインズタワー」の3/7(約43%)の準共有持分を625億円(約5億5,800万米ドル)の購入価格で取得します。本投資法人はGICと同じ持分を保有し、残りの持分は国内企業が保有する予定です。

新宿マインズタワーは、東京最大級の商業・小売地区である新宿に建つ、34階建てのハイグレードなオフィスビルです。新宿駅南側の新興エリアに位置しており、主要駅となるJR新宿駅へのアクセスはもちろん、複数の地下鉄路線へも直通する好立地であることから、多くの優良テナントが入居しています。

GICリアルエステートの最高投資責任者であるリー・コック・サン氏は、次のように述べています。

「今回の新宿マインズタワーへの投資は、大規模かつ安定した収益を生む不動産を取得するユニークな機会であり、将来的な成長の可能性を取り込む上で、うってつけであると言えます。当社は30年近く日本に投資しており、長期的に継続する成長性に自信を持ってきました。長期的なバリュー投資家として、GICは今後も安定したキャッシュフローを生む優良資産への投資機会を追求していきます。大和リアル・エステート・アセット・マネジメントとのパートナーシップを継続することで、この資産の価値を高められることを期待しています。」

また、大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社の代表取締役社長である山内章氏は次のように述べています。

「このたび、本投資法人とGIC は、新宿マインズタワーの共有持分をGICに譲渡し、共同管理をすることで合意したことをお知らせします。GICは、日本の不動産市場に中長期的にコミットする優れたグローバル投資家のひとつであり、当社にとっては共通の目標を追求するための最良のビジネスパートナーです。私たちは、共に資産価値の最大化に向けて努めていく所存です。」