2023年04月28日 — 世界有数の投資会社であるGICは、8億米ドル以上を投じて、世界的なオルタナティブ資産運用会社であるブラックストーン(Blackstone)から日本の物流施設6棟のポートフォリオを取得することを発表しました。これらの施設は、物流、住宅、オフィス、商業施設などさまざまなアセットクラスを手掛ける日本トップクラスの不動産デベロッパーである大和ハウス工業によって開発されたもので、今回取得するポートフォリオは、日本全国にある平均築年数5年の先進的物流施設6棟で構成されます。また、これらの施設は地域の物流拠点にまたがる好立地で、主要道路や高速道路による便利な交通アクセスにも恵まれています。99%という高い加重平均稼働率から、強力でレジリエントなキャッシュフローが提供されるものと考えられます。
GICの不動産部門副最高投資責任者であるゴー・チン・キョン氏は、次のように述べています。
「今回の取得は、GICにとって、物流資産へのエクスポージャーをさらに拡大する魅力的な機会です。このポートフォリオは、安定的かつ多様な収入源と魅力的な成長性を備えており、GICの長期投資の視点とアプローチに合致しています。ホスピタリティやロジスティクスといった追い風の吹く分野に引き続き注力していく中で、今回の取得は日本のポートフォリオをさらに強固にするものです。」
また、GICジャパンの代表取締役である杉本健氏は、次のように述べています。
「日本の物流セクターの成長は、Eコマースや3PL事業の堅調な業績が牽引しています。GICは30年以上にわたって日本の不動産に投資しており、強力な現地のパートナーネットワークを持っています。今回の取引は、私たちにとって、大和ハウス工業が開発・運営する物流施設の初めての取得であり、日本市場に対するGICの継続的なコミットメントを示しています。今後も大和ハウス工業とWin-Winの関係を築いていけることを望んでいます。」