2021年09月17日 — シンガポールの政府系ファンドであるGICは、ホテルや住宅を対象とした公募型J-REITであるインヴィンシブル投資法人と共同で「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」を約1,000億円(909.1百万米ドル)で取得し、GICは51%の過半数株式を保有します。
1988年に建設されたシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(以下、本ホテル)は、2016年12月にオープンしたアネックスタワーの175室を含んだ全1,016室のホテルです。本ホテルは東京ディズニーリゾート(TDR)に隣接しており、TDRの6つの「オフィシャルホテル」の中でも最も規模が大きく、開業以降、国内やインバウンド客層からの人気を維持し続けています。
1984年に開業して以来、TDRは着実な成長を遂げてきた実績があり、近年では年間3,000万人以上のパーク入場者数を記録しています。また、TDRを運営する株式会社オリエンタルランドは、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに複数の新アトラクションを追加する計画を発表しており、その中には2020年春に東京ディズニーランドで予定されている750億円(682百万米ドル)の大規模な投資プロジェクトも含まれています。
GICリアルエステートの最高投資責任者であるリー・コック・サン氏は、次のように述べています。
「本ホテルは、TDRに隣接していることもあり、堅調でレジリエントなキャッシュフローを創出してきました。また、当社は長期的なバリュー投資家として、日本の継続的な成長と需要に自信を持っています。インヴィンシブル投資法人とのパートナーシップを通して、本ホテルを強化し、次の成長段階に向けてサポートをしていく所存です。私たちは20年以上にわたって日本で投資を行っており、安定したキャッシュフローが見込める良質な資産を継続的に探しています。」